『カフェイン大全―コーヒー・茶・チョコレートの歴史からダイエット・ドーピング・依存症の現状まで』

ワインバーグ,ベネット・アラン;ビーラー,ボニー・K.【著】;別宮貞徳【監訳】;真崎美恵子;亀田幸子;西谷清;岩淵行雄;高田学【訳】八坂書房
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4896948661/zabon-22/
コーヒー・茶・チョコレート・コーラ飲料・スタミナドリンク・ダイエット薬品・眠気止め・風邪薬…。現代人はなぜこれほどカフェインが好きなのだろうか?普及にいたるまでの波瀾万丈の歴史から、医薬としての価値、さらにはカフェイン漬けのわれわれの身体に何が起こっているかまでを精査、最新の知見をもとにその実像に迫る。
第1部 歴史の中のカフェイン(コーヒー―アラビア起源;茶―アジア起源;カカオ―アメリカ起源);第2部 ヨーロッパ、カフェインに目覚める(修道士と軍人―ヨーロッパとカフェインとの最初の出会い;スパイス貿易からカフェイン貿易へ―茶とコーヒー、西欧に到来;後発の国ぐに―ドイツ、ロシア、スウェーデンの参入;歴史の審判―医師、カフェインを論ず;補遺―カフェインはなぜそのときに到来したのか);第3部 カフェインの文化(カフェインの島々(1)日本―茶の伝統とコーヒーの目新しさ;カフェインの島々(2)イギリス―カフェインと帝国;はじける泡、つづく高揚―アメリカと二十世紀のカフェイン;カフェイン文化と千年期の終末);第4部 カフェインの自然誌(実験室の中のカフェイン;カフェインと植物界);第5部 カフェインと健康(カフェインと身体―健康への影響、生殖にまつわる問題点、ダイエット効果;カフェインと精神―認知、学習、情緒的満足;カフェイン依存とカフェイン中毒);付録