『現代SF1500冊 回天編 1996‐2005』

大森望【著】太田出版
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「冬の時代」の長いトンネルを抜けるとそこはSFの夏だった!!「この10年のSF」1000冊を1冊残らずぜんぶ採点する、21世紀版・新刊SF時評大全。
第1部 ムヅかしい本を読むとねムくなる1996〜1997(初のインターネット宇宙SF『遠き神々の炎』に爆笑;京極夏彦版『薔薇の名前』?『鉄鼠の檻』千七百枚一気読み;国産異世界ファンタジー最高峰『十二国記』最新刊ついに登場;“SF冬の時代”の新星、森岡浩之の宇宙SF三部作;新鋭バーンズの少女マンガ系宇宙学園SF『軌道通信』 ほか);第2部 「新刊めったくたガイド」SF時評1998〜2005(今年度日本SFベストワン確定?瀬名秀明の本格SF巨編;戦後ニッポンをまるごと総括する矢作俊彦、怒涛の二千枚!;世界幻想文学大賞に輝く超ユニークな時間SF『グリンプス』;茫然自失。「リング」三部作はいかに完結したか?;奥泉光『グランド・ミステリー』は時間SFの大傑作である ほか)
大森望:1961年、高知県高知市生まれ。本名・英保未来。京都大学文学部アメリカ文学科卒。SF翻訳家、評論家