『太陽ぎらい』

ふしぎ文学館 小泉喜美子【著】出版芸術社
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ドラキュラを自宅に招待招待する、という前代未聞の試みをする「ぼく」。ニンニクと十字架、そして家中にある“太陽”に関係する物を隠し、ドラキュラを歓迎する準備は万全のはずだったが…知的で怪奇な表題作「太陽ぎらい」。いたずらっ子が一家に巻き起こす大惨事を描いた奇妙な味の物語「子供の情景」から、SF的短篇「遠い星から来たスパイ」、幻想小説「観光客たち」まで、お洒落で機知に富んだ小泉喜美子の幻想世界を網羅する十二作を厳選。機知・洒脱・憂愁・戦慄…海外小説と日本の伝統文芸のエッセンスの配合から生まれた、幻想ミステリ傑作選。
子供の情景;観光客たち;遠い星から来たスパイ;殺さずにはいられない;髪―(かみ)―;抹殺ゲーム;奇形;太陽ぎらい;ヒーロー・暁に死す;秋のベッド;本格的にミステリー;雛人形草子