『黄色い雨』

zabon2005-09-12

リャマサーレス,フリオ【著】;木村榮一【訳】ソニー・マガジンズ
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沈黙と記憶に蝕まれて、すべてが朽ちゆく村で、亡霊とともに日々を過ごす男。この小説を読むことで、あなたの世界は全てが変わってしまうだろう。スペインから彗星のごとく出現し、世界に“冷たい熱狂”を巻き起こしつつある、この奇蹟の小説を体験せよ。
リャマサーレス,フリオ:1955年、スペイン、レオン地方の田舎町ベガミアンに生まれる。マドリッド大法学部卒業後、弁護士となるも、ほどなくジャーナリストに転身。早くから詩人として知られ、『のろい雄牛』『雪の思い出』(ホルヘ・ギリェン賞)などを発表、次第に散文作品に移行する。1985年、初の長編小説『狼たちの月』を刊行、その迫真の筆致で注目された。また、『黄色い雨』はその3年後に発表された長編第二作であり、この作品によって一躍、現代世界文学の一角を担う最重要作家と見なされるに至った
木村榮一:1943年生まれ。現在、神戸市外語大学学長。フリオ・コルタサル、ガルシア=マルケスなど、ラテンアメリカ小説の精力的な翻訳・紹介で広く知られる
おおたさんお薦めらしい。