『もしも義経にケータイがあったなら』

新潮新書 鈴木輝一郎【著】新潮社
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英雄・義経はどうして転落したのか―。義経は、鎌倉から動かない総大将・頼朝の承認も得ず、独断即決で行動することが多かった。組織において、上司への詳細な報告、迅速な連絡、緻密な相談は不可欠である。それは時代を問わない。もしも、義経に携帯電話があったなら、もしも、義経が社内根回しの大切さを知っていたら、もしも、始末書の書き方を知っていたら…。現代の経営・人事理論で読み解く義経失脚の謎。
第1章 旧体制平清盛―強大さの構築と維持の秘訣(平清盛の分断戦略・独占戦略・そして自己改革;なぜ頼朝、義経らは殺されなかったのか―巨大独占企業の自主的自衛策 ほか);第2章 同族企業源氏一門の成長・頼朝の戦略・義経の戦術(もしも以仁王にファックスがあったなら―源氏蜂起から京都占拠まで;頼朝のマネジメント―敵を知ることと自分を知ること ほか);第3章 義経の失脚―同族企業から大企業への転換期を知れ(『ホウレンソウ』は組織人の基本―義経最初の失脚;勢いあまって詰めまであまい―屋島合戦の強引 ほか);第4章 勝者頼朝の安定戦略・敗者義経の敗北の美学(勝利者頼朝の恐怖と孤独;敗北者義経の人気―敗者の美学)
お、これは面白そうと思ったら、鈴木輝一郎でありました。久々に読んでみるかな。