『老アントニオのお話―サパティスタと叛乱する先住民族の伝承』

マルコス副司令【著】小林致広【編訳】現代企画室
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メキシコ・チアパス州で反政府・反グローバリズムの主張を掲げて武装蜂起したEZLN(サパティスタ民族解放軍)のスポークスパースン、マルコス副司令と、歩く書物=老アントニオは語る。マルコス副司令は、メヒコの歴史やサパティスタの歩みを、老アントニオはマヤ先住民の神話的な世界の話を。誰かが受け継ぐ。受け継いだ者がまた語る。永遠の時を超えて、語り継がれるチアパスの伝承。
はじめに 老アントニオ(アントニオは夢見ている;拍手で抑えられた ほか);第1部 ボタン・サパタ(われわれの長い苦悩の夜はどこから生まれたのか;人びとの意志にもとづいて統治する ほか);第2部 七色の虹(虹のお話;フー・メン ほか);第3部 トウモロコシの男と女(ハリケーンと誕生に合意した言葉のお話;ひとつとすべてのお話 ほか)