『ラス・マンチャス通信』

zabon2004-12-19

平山瑞穂著 新潮社
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僕を執拗に追ってくる 「黒い染み(ラス・マンチャス)」。逃げ場はどこにも、ない……。僕は常に正しく行動している。姉を犯そうとした「アレ」は始末されるべきだし、頭の足りない無礼なヤンキーが不幸になるのは当然だ。僕のせいではない。でも、なぜか人は僕を遠巻きにする。薄気味悪い虫を見るように――カフカマルケス+?=正体不明の肌触りが、鈴木光司氏の絶賛を浴びた異形の成長小説。