『四色問題』

ウィルソン,ロビン【著】;茂木健一郎【訳】新潮社
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四色問題とは―白地図を塗り分けるとき、何色あれば充分か?ただし、隣り合う領域同士は別の色でなければならない。1852年にひとりの学生が提示した四色定理。一見簡単そうでいて、証明は極めて困難。その証明のために、以後1世紀半にわたって、全世界の数学者、アマチュア愛好家、パズラーたちが頭をひねらせた。ルイス・キャロルにロンドン主教、新婚旅行のあいだ中、新妻に地図を描かせていた数学者に、数学史上最も有名な「間違った証明」を提出してしまった男…幾多の人物の挑戦と失敗、そして問題解決までを描く知的興奮の数学ノンフィクション。
第1章 四色問題;第2章 問題提起;第3章 オイラーの有名な公式;第4章 ケイリーが問題を蘇らせて…;第5章 …ケンプが解いた;第6章 運の悪い人々;第7章 ダーラムから飛んできた爆弾;第8章 大西洋を渡って;第9章 新しい夜明け;第10章 成功!…;第11章 …けれどもそれは証明なのか?