『蒼煌』

黒川博行【著】文芸春秋
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次期補充選挙で芸術院会員の座を狙う日本画家の室生晃人は、対抗馬の稲山健児とともに、現会員らへの接待攻勢に打って出る。師のために奔走する中堅画家や、振り回される家族たち…。絵に魅入られ、美の世界に足を踏み入れながら、名誉のためには手段を選ばない派閥抗争の巣と化した伏魔殿―。美術界の清と濁、画壇の現実に迫った問題作。
黒川博行、最近文庫化も多いし元気だネエ。府警シリーズ再開してくれないかなあ(´・ω・`)。