『書物の敵』

ブレイズ,ウィリアム【著】;高宮利行【監修】;高橋勇【訳】八坂書房
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火や水の暴威、紙魚の襲撃、無法な製本屋や身勝手な書物蒐集家…愛する書物を破壊する「敵」に怒りの炎を燃やす著者が、天災人災の様々なエピソードを集め、自身の体験も交えながら軽妙洒脱に綴った英ヴィクトリア時代のベストセラー。書誌学の先達庄司浅水寿岳文章らによって紹介され、わが国でも高名な古典的名著、待望の初完訳成る。
第1章 火の暴威;第2章 水の脅威;第3章 ガスと熱気の悪行;第4章 埃と粗略の結果;第5章 無知と偏狭の罪;第6章 紙魚の襲撃;第7章 害獣と害虫の饗宴;第8章 製本屋の暴虐;第9章 蒐集家の身勝手;第10章 召使と子供の狼藉