『虫を食べる文化誌』

梅谷献二【著】創森社
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著者は近年、地上最大の未利用資源としての昆虫類を産業的に役立てるためのプロジェクト研究の旗振り役を通じ、虫を生かす道を模索してきた。本書は昆虫のすばらしい進化と適応のいくつかの例を紹介し、あわせて最近興味をもって書いてきた昆虫の食料としての直接的な利用、釣り餌としての間接的な利用をとりまとめたものである。
第1章 一寸の虫にも五分の魂―生き抜くための競演(虫たちの地球;虫を愛する日本文化;トンボの結婚 ほか);第2章 虫食う人も好きずき―この大いなる食料資源(このおぞましきもの;昆虫食が脳の発達をもたらした;多彩だった日本の昆虫食 ほか);第3章 釣り餌の商虫たち―多彩なメニューの正体(釣り餌の“商虫”考;商虫列伝(国産の天然もの;輸入もの;養殖もの);商虫たちの展望)