『謎とき・坊っちゃん―夏目漱石が本当に伝えたかったこと』
石原豪人【著】飛鳥新社
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本書は著者が50年以上抱き続けたテーマである「坊っちゃん」の疑問についての考察をまとめ、単行本化したものである。
第1章 名作の裏側には、男色が息づいている;第2章 「越後の笹飴」に隠された隠微な暗示;第3章 校長以外、なぜ全員が独身なのか;第4章 誰も気づかなかった隠れキャラ;第5章 なぜ男3人で釣りにいったのか;第6章 土手を逢瀬する男女の意外な正体;第7章 三角関係が名作を動かす原動力だった;第8章 男の嫉妬が爆発したラスト・シーン!!
石原豪人:挿絵画家。1923(大正12)年、島根県生まれ。父は出雲大社の神主。映画看板描き、紙芝居の画家を経て、新聞小説や少年雑誌の挿絵画家として活動を開始。50年の長きにわたり、商業雑誌の第一線で活躍をつづけた。「林月光」の画号でも、アダルト雑誌に美男・美女を執筆。元・日本出版美術家連盟理事。1998(平成10)年、脳こうそくにより逝去。享年75