『死を呼ぶペルシュロン』

晶文社ミステリ バーディン,ジョン・フランクリン【著】今本渉【訳】晶文社
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「先生、俺、きっと頭が変なんです」―精神科医マシューズの診察室に現れた青年は、真っ赤なハイビスカスを髪に挿していた。そうしていると小人が一日十ドルくれるというのだ。青年の話に興味を惹かれたマシューズは、彼と同行してその小人に会いに行くが、やがて自身、悪夢のような事件に巻きこまれてしまう。異色傑作『悪魔に食われろ青尾蠅』で本邦でも注目を集めたバーディンの、奇抜な設定と破天荒なプロット、心理的恐怖が際立つ第一作。
 『はれときどきぶた』のチューリップ頭少女を思い浮かべたのだが、簪みたいに飾っているだけなんだろうな、多分。