『ODESSEY1966〜2003 岡田史子作品集〈episode2〉ピグマリオン』

岡田史子【著】;青島広志【監修】飛鳥新社
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手塚治虫に、萩尾望都に、絶賛された漫画家・岡田史子をご存知でしょうか?純度の高い宝石のようなまぼろしの作品群が、新しいスタイルで甦りました。岡田史子の漫画表現は1960年代半ば、既にここまで到達していたのです。大反響を呼び起こした「ガラス玉」につづく第2巻。未発表作品、未公開スケッチ、1970年発表の著者インタビュー、100%ORANGEによる序文「岡田史子を初めて読んで」、「人に歴史あり(2)」、音楽家青島広志氏(本書監修者)による解説つき。
墓地へゆく道;太陽と骸骨のような少年;夏;ピグマリオン;死んでしまった手首―阿修羅王;耳なしホッホ;火陥―ひがもえる;火焔;Kaen;海の底の日よう日;邪悪のジャック;胸をだき首をかしげるヘルマプロディトス;赤い蔓草
岡田史子:1949(昭和22)年、北海道・静内町に生まれる。高校在学中の67年、手塚治虫主宰の月刊漫画雑誌『COM』に「太陽と骸骨のような少年」を発表し、デビュー。翌68年、「ガラス玉」で、『COM』新人賞を受賞。以後、同誌を中心に、作品の発表をつづける。72年頃、静内に戻り、一時、漫画とは無縁の生活を送っていた。78年、『少女コミック増刊』に「ダンス・パーティ」を発表し、漫画雑誌に再帰。90年に発表した「エリム」以来、執筆活動を断念している。現在は埼玉県在住