『青春ロボコン―「理数系の甲子園」を映画にする』

岩波ジュニア新書 古厩智之【著】岩波書店
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ロボコン―全国62校の高等専門学校の学生たちが工具片手に作業服でロボットを作る技術系のアイディア対決は、スポーツ系もびっくりのカッコよさ。そんな“ロボコン”を題材とした痛快青春エンタテイメント映画『ロボコン』のシナリオと古厩監督のエッセイを加えた、ときにおかしく、ときに切ない真面目な若者本。
ロボコンを映画にする(ロボコンと出会う;僕と映画;物語の着想);撮影台本「ロボコン」(発端部『地方大会』;展開1『ロボット改造』;エピローグ『それから』)
古厩智之:1968年長野県生まれ。高校卒業後、大学法学部に進学するが、映画監督への夢が捨てきれず、翌年、日本大学芸術学部に新たに入学し直す。課題作品16ミリ短編『灼熱のドッジボール』が、’92年ぴあフィルムフェスティバルのグランプリ受賞。’94年に初の長編映画『この窓は君のもの』を監督。七年後の長編二作目『まぶだち』で、’01年第30回ロッテルダム国際映画祭・タイガーアワード(グランプリ)と国際批評家連盟賞のW受賞を果たす。’03年『ロボコン』を監督