『タイムマシンをつくろう!』

ポール・デイヴィス【著】;林一【訳】草思社
bk1/amazon.co.jp】1,300
アインシュタインからホーキングまでの現代物理学理論を駆使、もっとも現実的なタイムマシンのつくり方を考える。SFではありません!物理学者が本気で考えています。
本書ではワームホールを使ったタイムマシンを検討する。その作り方とは、1:10兆度の高音状態をつくる>2:超高温の塊を圧縮、さらに加熱する。すると小さなワームホールができる>3:できた微小ワームホールを拡大する>4:ワームホールの出口と入口の間に時間差をつくる>これでタイムマシンが完成!
第1章 未来への行き方(高速移動を使う方法;重力を使う方法 ほか);第2章 過去への行き方(ワームホールがタイムマシンになる!;まずはブラックホールの基礎知識から ほか);第3章 タイムマシンの作り方(衝突器で一〇兆度の高温を作る;圧縮器で高温の塊を圧縮する ほか);第4章 タイムマシンに関するQ&A(未来からの訪問者が見あたらないのはなぜ?;タイムトラベル・パラドックス ほか)
ポール・デイヴィス
1946年生まれ。理論物理学者。豪マッコーリー大学自然哲学教授。ロンドンのキングス・カレッジ卒業。ブラックホールや宇宙の始まりを専門とする物理学者でありながら、これまでに20冊以上の科学書を執筆する科学解説者としての顔も持つ。その研究活動と執筆活動は高く評価されており、英国王立学士院よりマイケル・ファラデー賞を受けるなど、数多くの賞を受賞している