『落ちてきた時間』

からしげる【著】;磯良一【画】パロル舎 貘の図書館シリーズ
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春。児童公園の怪しげなダンボール小屋で遊ぶうち、ふと気づくとよぼよぼの老人になっていた桑原大輔。夏休み。洗面所で顔を洗っている束の間に、静かな幻につつまれる藤田尚美。秋。裏方山にハイキングにでかけるつもりが、異次元の世界に踏み込んでしまった寺田順也。冬の放課後。留守宅の居間に、いるはずのない不思議な白い犬と対面した青木奈々。日暮坂小学校6年1組の児童たちの行く手には、突如として、過去や未来、異世界パラレルワールドが落ちてくる。ミステリアスな時間たちが織り成す、驚きとフカシギに満ちた9つの短編集。
時間小屋;声;夏の幻;穴;ジュンヤ;夢;ちゅんちゅく;異;化身